住まいのトラブルは人間の病気と似て症状は見えなくても進行していることがあり、症状が目に見えるようになった時には既に悪化している場合もあります。特に水は少しでも隙間があればどこにでも入れるうえ、水道管は蛇口や排水口などを除くとほとんどが壁の内側や床下に隠れているため、建物の内側での水漏れは鉄部の腐食や木材の腐食など家の構造部のダメージにもつながりかねません。水漏れの修理の第一段階は、目に見えている漏れを止めることと漏れた水が広がらないようにする対症療法ですが、それだけではトラブル解決に十分とは言えません。目に見えている水漏れ部分をふさぐと、行き場を失った水が別の場所に進路を得てそこでまたトラブルを起こすかもしれないので、対症療法の後は根本治療となる修理が必要です。

水漏れの怖いところは、大量に漏れていればすぐにわかりますが、少しずつじわじわと浸透するような漏れ方の場合、症状に気が付きにくいことです。水のトラブルには、24時間営業で対応窓口を設けている修理業者も少なくないですが、これは人間でいう救急病院と同じ役割、それだけ水のトラブルには早急な対応が不可欠だということです。同居の家族がいる場合や、お店など共用スペースの水漏れの場合、知らずに使って二次災害にならないように、アナログな方法ですが故障中などの貼り紙で情報共有すると効果的です。その場合、修理業者手配中なら復旧予定時刻も書いておいてあげると親切です。

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