雨漏りの修理の方法は、雨漏りの原因に応じてさまざまに異なるものです。例えば、屋根の棟板金や谷板金からの雨漏りの場合は、古くなった棟板金や谷板金を下地とともに取り外し、新しい下地、また新しい棟板金や谷板金を取り付けることによって雨漏りの修理を行なうことができます。留め付けの釘などは、錆びないステンレス製のものを使う必要があるでしょう。スレート屋根のひび割れが原因の場合に行なえる雨漏りの修理方法は、ひびが入ったスレートを取り外して新しいスレートの葺き直しを行なうというものです。
また、スレートの浮きが原因で雨漏りしている場合は、浮いたスレートを一旦剥がして再度葺き直してみます。それでも安定しない場合は新しいスレートを葺き替える必要があるでしょう。トタン屋根の錆びによって雨漏りするのであれば、錆びている部分の板金を葺き直すことができます。トタン屋根に錆が出る程であれば、板金全体に寿命が来ている可能性も高いため、部分的ではなく全体を葺き替えるのもよいでしょう。
その際は、下地の防水シートも張り替えることが勧められています。雨漏りの原因は上記のような屋根からだけではありません。仮に、コーキングの劣化によって外壁から雨漏りが生じている場合は、コーキングをすべて撤去し、新たに充填し直すことができるでしょう。その際、やはり部分的にではなくすべてのコーキングを打ち直すことによって、効果的に雨漏りの修理を行なうことができるでしょう。